サケの不漁に加え新型コロナの影響も
画像出典/写真AC
2020年秋、イクラやカズノコの卸値は、前年同期比で3割ほど高い水準となっています。
親魚の不漁に加えて、新型コロナウイルスの影響で海外工場が操業停止していたりすることで、加工用の原料調達が難しくなっていることなどが原因といいます。
一方で、外食が減った分、家庭用の魚卵の売れ行きは好調とのこと。
これから年末を迎え、魚卵が最も売れる時期となりますが、消費者にとっては痛手です。
イクラと筋子の市況
東京の豊洲市場の国産イクラ、輸入マス卵の卸値は、今夏と比較して3~4割高。
筋子も昨年よりも1~2割高だということです。
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カズノコも深刻
原料のほとんどを輸入に頼っているカズノコに至っては、今年は昨年の在庫があるため3割高程度ですが、新型コロナの状況が好転しないと、翌年はさらに値上がりする見通しといいます。
唯一タラコは優等生
魚卵全般の値上がり現象の中で、タラコに関しては、親魚であるスケトウダラの漁獲が安定していることもあり、例年と同水準であるようです。
【参考】北海道建設新聞(2020年10月23日付)
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