イクラと筋子の違い
イクラと筋子(すじこ)の違いは、簡単に言うと次のとおりです。
・イクラ/サケやマスなどの卵をバラバラにして味付けしたもの。
・筋子/サケやマスなどの卵を卵巣に入ったまま(卵巣膜で繋がった)味付けしたもの
簡単にいうと、上記のとおりなのですが、もう少し細かく解説していきましょう。
形状の違い
イクラも筋子も、鮭(サケ)や鱒(マス)の卵であることはご存知ですよね。
イクラが1粒1粒バラしたものであるのに対し、筋子は卵巣膜で繋がった状態です。
つまり、筋子から卵巣膜を外してバラバラにしたものがイクラです。
採取時期の違い
イクラは卵が成熟した状態で、噛むをプチプチと歯ごたえがあります。
一方、筋子は多くの場合、未成熟な状態の卵で、卵巣膜によって守られており、噛むとムニュっと柔らかく潰れます。
もちろん、バラしてイクラに出来そうな物でも、バラさずに筋子として売っている場合もあるでしょう。
ちなみに、バラさずに何も味付けされていない状態のものは「腹子(はらこ)」と呼ばれます。
味付け
イクラも筋子も、醤油や塩で味付けされています。昆布ダシやみりんを入れる場合もあります。
一般的に、筋子は未成熟なので柔らかく、塩分を濃いめにして崩れにくくします。そのため、イクラよりもしょっぱいのです。
以上、イクラと筋子の基本情報をおさえた上で、今日もあったご飯に筋子を乗せて美味しくいただきましょう。